「氣」の健康教室  活動報告
第 9 回 「氣」の健康教室 活動報告

日  程:H23年06月19日(日)13:00~16:00
講  師:山本晶一先生(心身統一合氣道会 理事 大阪本部長 七段)
参加者:5名


 梅雨の折、しとしとと降る雨の音をしんみりと聞きながら、心を静める訓練を行う。
 今回も山本先生の巧妙なご指導のもと9回目の氣の健康教室が開かれた。
参加者は5名と少なかったが、その分山本先生とマンツーマンの指導で参加者にとっては内容の濃いものに
なった。新居浜から新しく1名の参加があり、一緒に「氣」について学んだ。
 早速、本日の課業に入った。

・臍下の一点
 昔、腹ができている人のことを「人物」とか「人格者」とか云った。また仏教的には「不動心」という言葉で表現
されている。その”腹”に当たるのが臍下の一点である。一般的には「臍下丹田」という。丹田の「田」は面積を
意味するが、藤平宗主は心を集中するなら一点に帰さねばならないということで臍下の一点に集約した。
 場所は下腹の力の入らない一点。 ---- 指先を軽く下腹に当て、下腹に力入れながら指先をだんだん下げ
ていくと力が入らない部分を感じることができる。ちょうど、恥骨の上あたりになろう。
臍下丹田で云われているよりも、もっと下である。
 心が静まると、第六感が働くようになる。第六感とは、ひらめき、何が正しいかを判断できる能力のことである。

・臍下の一点の五原則
   一、下腹を感じない姿勢
   二、足に重みのかからない姿勢
   三、無息の姿勢
   四、総てを受け入れられる姿勢
   五、総ての原動力が発せられる姿勢

 一、下腹を感じない姿勢
   
心が静まっている時は何も感じない。心を静めようと意識すると、かえって心は波立つ。臍下の一点は
   自然に当たり前にしていると静まっている。例えて、たらいの中の波立っている水を静めようとして手で押
   さえると、かえって波立つ。そのままにしておけば自然に波はおさまって静かになる。 

 二、足に重みのかからない姿勢
   
ふわっと浮いているような感じ。
     上体の重みの落ち着くべき所が臍下の一点。臍下の一点という力の入らない一点を見つけてやって
    初めて全身の力を安心して抜きリラックスできる。リラックスというのはのびのびと自然の状態に任せる
    こと。すなわち自然体である。
     人間は身体の重みを最下部に置いてリラックスしていると、自然に心の波も静まってくる。自然に当た
    り前にしていると落ち着いている。
     どういう状態かを氣のテストを用いて実感する。(つま先立ち、静座、あぐら姿)

 三、無息の姿勢
   
心を静めることによって、あたかも呼吸をしていないかのような静かな呼吸になる。
     全身をリラックスすれば、呼吸は自然に深くなり、長くなる。

 四、総てを受け入れられる姿勢
     前回、第8回目の氣の健康教室の時、リラックスの五原則の五、争わざる姿勢のところで行った
    氣のテストを行い、どういうことか理解した。
     BがA の肩を押そうとすると、Aは押されまいとして自然に身体が少し前方へ動く。心が身体を動かす
   の通り、これは心が抵抗しているのである。相手のマイナスを全く心に留めない、”さあ、いらしゃい”と何
   事も包容して濁らざる大海のごとき度量をもつ。

 五、総ての原動力が発せられる姿勢
    総ての行動は臍下の一点から。
    臍下の一点に心を静め、自分の心身にプラスの氣が充満して氣が発している時は、周囲のマイナスの
   氣は自分の身体には入ってこられない。一番強い心の状態。

    四、五、は特に大事で、「争わざるの理」を解いた言葉です。著者「氣の呼吸法」の中で、藤平宗主
   云わく「どんな逆境にあっても心を痛めずしてこれを乗り切り、どんな悪口を言われても心に受けつけず、
   どんな相手が襲ってきてもその力を受けず、笑ってこれを導くのが争わざるの理なのです。」
   私はこの言葉を目標にして、行修しています。

 ・手首交叉運動
    腕の力を抜いて氣を出す運動
    <下方>
      まず、安定した姿勢で立ち臍下の一点に心を静める。
      両腕を左右水平に広げ、腕の力を抜いて重力に従って腕を振りおろし、下腹の前で左右交叉する。
      交叉後指先から動かすように水平まで振り上げる。以後この動作を繰り返す。腕の力を抜いて大き
      くのびのびと行うのがポイントで、力を抜く程氣が出る。

    <上方>
      同じ姿勢で立ち、腕を下から前上方に振り上げる。その時、氣が天まで届くようにイメージする。
      目線の高さ位で左右の手が交叉するようにし、そこで、ぶれずにピタッと止まると氣が出ている
      証拠である。この動作を繰り返す。自身の落ち着きのレベルを観ることができる。
 
 ・氣圧療法  足
      前回の続き。
      筋肉が固くなると、血行が悪くなり神経も縮んでしまう。
      氣を入れることにより、筋肉を柔かくする。氣が入っていけば、足が軽くなる。
      山本先生より、一人ずつ氣圧療法を受け体験した。氣の威力の凄さを感じた。詳細は教本「氣と健康」
      を参考にして下さい。
      

 
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