「氣」の健康教室  活動報告
第 11 回 「氣」の健康教室 活動報告

日  程:H23年08月07日(日)13:00~16:00
講  師:塩田恭嗣先生(心身統一合氣道会 大阪本部 五段)
参加者:10名


  朝も早から蝉がうるさく鳴きさけぶ夏真盛りといった今日、第11回目の氣の健康教室がありました。
 参加者は10名。うち、初めての参加が2名あり、塩田先生のご指導のもと基本の復習から入りました。
 ・姿勢
  自然体とは安定した楽な状態であり、心身統一の状態である。
 ・どこに意識があるのが落ちついた状態か、それは臍下の一点である。
  臍下の一点の場所の確認。
 ・心身統一の四大原則
  一、臍下の一点
  二、リラックス
  三、重み下
  四、氣を出す
  を氣のテストで確認。
 続いて本日の課業に入りました。本日のテーマは
氣の意志法
 意志とは何ぞや。
 藤平宗主は「意志とは、正しきを行う心の源泉」と定義している。
 絶対的天地は一つ、その天地の法則に従うことを正しいとし、何が正しいか、何を行うべきかを判断し、それ
 を断行する心、継続する心が「意志」なのである。ものごとを正しく判断するためには、総ての事柄が心にあり
 のままに映し出されなければならない。水面が鏡のように静止状態になったと同じように、心の波が静まった
 時、万物明らかに映ずる心となる。これを「霊性心」という。この霊性心より出づる心が「意志」なのである。
  そして、霊性心を磨き出し、自分の心身を統制できる強い意志の力を得るための訓練が「氣の意志法」で
 ある。
  静座をして瞑目しても、臍下の一点に心を静めていれば、不動心=不動体を保つことができる。しかし、長
 続きすることは難しい。心身統一するということは、心を止めることではなく、無限にしずめて止まらないという
 ことであり、静止状態を維持しなければならない。
  そのための方法として「集中法」と「拡大法」がある。
  天地は無限の半径で描いた無限の円周であり、無限小の無限の集まりである。
 集中法 : 無限の半径で描いた無限の円周を1/2、1/2とどこまでも集約していく。そして感覚できなくなったら
       そのまま放っておく。零にはならない。1/2、1/2と無限小を追って止まらざる心、即ち「動」の極致を
       いい、静止の状態である。
 拡大法 : 集中法を長時間行っていると、つい1/2の観念に捉われ、身体が緊張し、心が停止してしまう。
       それを防ぐために集中法と正反対の拡大法を併用する。零に無限に近い一点(中心)より拡大して
       きて、更に更に無限大に拡大していく。それから先は、なかなか感覚的に捉えられない。捉えられ
       なければ、そのまま放っておく。
 集中法も拡大法も、全く同一の感覚にならなければならない。両者を交互に行っていれば、心は停止すること
 なく無限小から無限大を往ったり来たりしているうち、身体を通り越し、身体の存在すら忘れてしまう。そうなる
 と、五体の束縛を脱し、天地の氣と直結できるのである。このことを表現したのが、氣の意志法の五原則であ
 る。
・氣の意志法の五原則
   一、把住(ハジュウ)の姿勢
   二、放縦(ホウジュウ)の姿勢
   三、調和の姿勢
   四、万物の生命を肌で感じられる姿勢
   五、天地の氣の動きを感じられる姿勢
 
氣の意志法については、著書「氣の実在」P165からをご参照下さい。

 ・統一の印
   古来、印の組み方にもいろいろあるが、藤平宗主が修行の末見つけ出した、心身統一を得んとするために
  最も効果的なのが「統一の印」である。これ一つを覚えれば充分である。
   まず心身統一の四大原則にそって静座する。(心身統一の状態である)
  次に、両手の指を、右手を上側に小指の方から順次組み合わせていき、両人差指の先と先を合わせ、最後
  に左親指でもって右親指を押さえる。最初右指を上側に組んだのであるから、当然右親指が左親指を押さえ
  る形になるはずであるが、あえて左親指で右親指を押さえるのは「右行き身勝手」といい、自分のわがままを
  徳の力で押さえるという意味である。
   次に、両手の指を組んだまま両人差指を眼の高さまで挙げる。指先は上を向いた状態である。肩や腕の力
  を抜いていれば、自然に止まる位置がある。両手の小指通しは組み合わされているから、自然と小指の側が
  しまっている。これが心身統一の状態であり盤石の如く動かない。(不動心=不動体)
  これ即ち「統一の印」である。
   統一の印を結んだまま、人差指を目線の高さで保持する修行をする。
  5分、10分、15分、30分と無理せず慣れに従って少しずつ時間を長くしていく。すると氣がだんだんと強くなって
  いく。力が入っているとしんどくなり、手が下がってくると、氣が抜けている証拠である。
   この修行は氣の呼吸法と同じく氣を強くするための修行法であり、毎日実践するとよい。
   統一の印については、著書「氣と生活」P127より記載されています。ご参照下さい。
 ・氣の体操法
   体操をして身体を動かすこと自体は、健康に良いことは言うまでもない。
  血液循環をよくし、新陳代謝を促進する。かと言って、ただ運動すればよいというものでもない。無理な運動
  すればよいというものでもない。無理な運動をして、返って健康を損ねることがよくある。
   人間の生命、肉体は天地から与えられた生命力がこれを守っている。天地から与えられた生命力を最高
  に発揮させるには、心身を統一することである。静座している時、不動心、不動体ができても、日常動作、
  また運動している時などに心身統一の状態を保つことができなければ、人生の役には立たない。身体の
  動きは捉えることができるが、心は五感で捉えることができない。誰しも、無意識に身体を中心として生活
  している。ちょっとでも身体を動かすと心が遅れてこれに伴わないから、心身統一が乱れてしまう。手を
  先に出して、 あとから氣を出そうでは遅すぎるのである。心が身体を動かすのであるから、まず氣が動いて
  それから手を出せば、いつでも心身統一なのである。
   日常生活の諸動作の中で、常に心身統一の状態を保持できるよう訓練するのが『氣の体操法』である。
  氣の体操法のポイントは、
  ①臍下の一点が動かない範囲で身体を動かす。
  ②同じ動作を2回ずつ行い、心が動作についていくようにする。
 氣の体操法の実扱については著書「氣の実在」P144からご参照下さい。

 ・氣圧療法   頭、 首および肩
  首および肩については、特にCラインを練習した。
 著書「氣と健康」P83からをご参照下さい。

 今日は、氣を高め、毎日の生活の中で使えるようにするための大事な修行法を教えていただいた。毎日
少しずつ稽古して氣を充実させていきたいと思います。

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