「氣」の健康教室  活動報告
第 28 回 「氣」の健康教室 活動報告

日  程:H25年01月20日(日)13:00~16:30
場  所:西条西部地域交流センター
講  師:塩田恭嗣先生(心身統一合氣道会 大阪本部 五段)
参加者:10名


  平成25年、新しい年の幕明けです。皆さん、あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いいたします。
  早速ですが、今日は3名の新しい参加者がありました。1名は香川県から、2名は四国中央市からご夫婦で参
 加されました。皆さん遠方からはるばるみえられ、その発起心に敬意を表します。月に一度の活動なので、どう
 うしてもモチベーションが下がりやすいのですが、毎日の生活の中で少しの時間でも自己研讃していただき、氣
 持ちを継続していただきたいと思います。氣の原理である「心が身体を動かす」の通り、プラスの心で積極的に
 取り組めば、当然の結果として、生活の中にプラスの効果が出てきます。自分でその効果を感じ取れるようにな
 ると、よりおもしろくなってくると思います。継続は力なり、毎日少しずつ努力して参りましょう。
 それでは早速、本日の課業に入っていきましょう。
【統一道】
  今回は新しい参加者がおられましたので、例のごとく復習から入っていきました。
 ・ 心身統一とは
   心身一如(本来、心と身体は一つである)と同じこと。
   言いかえれば、自然体(自然な姿勢)である。姿勢には、身体と心の二つの観点がある。
   身体において自然とな姿勢とは、安定した、しかも押されても動じない強い状態である。
   立ち姿においては、自然に足先に氣を通わせた姿勢で、その姿勢の取り方については第26回氣の健康教
  室活動報告に詳しく紹介していますので、ご覧下さい。
   心の面の姿勢とは、ことにあたる態度という意味で、心において自然な姿勢とは、臍下の一点に心がしずま
  った状態である。身体が自然な姿勢である時、何も意識していなければ自然に臍下の一点にしずまっている。
  (①臍下の一点
  臍下の一点の位置を確認する。
   心も身体も自然な姿勢である時は、自然に力を抜いた状態である。これをリラックスという。(②リラックス
  いつものように、力を抜いた状態と力が抜けた状態の違いを氣のテストで体感する。意識的にリラックスした
  状態をつくるためには、リラックス運動をする。氣のテストで体感する。
   リラックスしていると、自然に落ちつく。(③落ちつき ━ 重み下)落ちつきとは、物体の重みが下にある状態
  と解釈する。重みとは感覚で、重さとは重量である。あくまでも感覚でとらえ、力を抜いて何も考えないでいる
  と自然に落ちついてくる。
  落ちつこうと考えると、かえって重みは上にあがり、あがってしまう。
   自然な姿勢でいればリラックスしているし、落ちついた状態である。その時は、自然に氣が充満している。
  (④氣を出す)することに心を向けると、氣が出る。
  著書「氣の実在」「氣と生活」の中に出てくる「折れない腕」「前向きの姿勢」「握手」「持ち上がらない腕」「持ち
  上がらない身体」「人の橋」を氣のテストで氣が出ているか実験する。この時、氣の存在を実感することができ
  る。 
   今回は、心身統一の四大原則を自然体、自然な姿勢の観点から説明がありました。今日はここまでで時間
  が過ぎてしまい、次の氣の意志法、統一の印については紹介程度でした。詳しくは著書「氣の実在」「氣と生 
  活」をご覧下さい。
・氣の意志法
  氣を切らないための方法で、1/2、1/2・・・無限小にまで心を集約していき、そのまま放っておく。
・統一の印
  著書「氣と生活」の中に詳しく紹介されています。
 印を結ぶ意味は、形を整えることによって心を統一する。統一の印は、心身統一がより強くなり、氣が通る安定
 した形である。
誦句集
   十九、念の力
   一年凝る所巌をも透し、一念発する所風雨雷霆をも叱咤する。この心何処より発する
  や。大事を成就せし者は,必ずこの力を体得せし者である。
   分子より原子電子と、心の波を無限に極小に鎮めて統一し切った時、天地に通ずる偉
  大なる念の力を生ずるのである。
     「念」とは、心のしずまった状態をいう。その時は氣が通っているので、強い力をもつ。
   二十、陰徳
   1を無限に縮小しても零にはならぬ如く、一つの言動も、一旦発せられたる以上永久に
  消えることはない。
   善因善果、悪因悪果となって、必ず我が身にかえる。
   我が幸福、子孫の繁栄を願う前に、人の見ざる所、報いを求めざる所に善因を積まね
  ばならぬ。これを陰徳という。
   而して陰徳の最たるものは、天地の道を行じ、人を導いてこれを行わしむる事であ
  る。
  
心がけ。見えない所で徳を積む。周りに心を向けるようにしましょう。
 ・氣圧療法  関節、肘、手首
   今日は、ほとんど時間がありませんでした。
   
 【合氣道】
   合氣道は護身術であり、自分からしかけることはない。心身統一の状態を合氣道を通じて表現する。力
  で動くのではなく、氣で動く。
 ・片手交叉取り呼吸投げ
   相手がせまってきた時、氣持ちを引くことは絶対にだめ。氣持ちの持ち方が大事で、腕をつかまれた時
  「持たれた」と思うとマイナス。「持たせた」と思うとプラス。実態は同じでも、捉え方によって正反対になる。
 ・片手交叉取り小手おろし
   相手の氣の方向を考える。相手の氣とぶつかる方向には動けない。ぶつからない方向なら簡単に動く。
 ・肩取り一教入り身
   相手が自分の肩をつかもうとする時、それを迎えうつとぶつかる。相手の氣が到着する瞬間を払う。

  相手と向かい合っていると、立場が違う。自分にとって右は、相手から見れば左。それが、相手と同じ向き
 になるように動くと、氣は同調するので相手の氣を動かすことができる。つまり、相手の心を知ることによって
 相手の心を導くことができる。その時、動きの流れを切らないことが大切で、力を抜くほど相手の力を利用で
 きる。のびのびと楽にやる。

  日常生活においても、相手と意見が合わないことがよくあります。そこでそれに対立すると不平不満が現れ
 ます。その時、相手の氣持ちになると相手の心が理解でき、解決策を見出すことができます。
 全く同じだなと思います。
  形を繰り返し稽古することで、心の持ち方、周りとの関わり方も自然に体得することができます。合氣道は、
 我が身を守る護身術だけでなく、社会の中で上手く生きていく処世術をも会得できると思います。 
 
    

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