「氣」の健康教室  活動報告
第 34 回 「氣」の健康教室 活動報告

日  程:H25年07月21日(日)13:00~16:00
場  所:氷見公民館
講  師:塩田恭嗣先生(心身統一合氣道会 大阪本部 五段)
参加者:5名


 気温35℃を超えていたでしょうか。じっとしていても自然と汗ばむ熱気の中、氷見公民館の2階和室は冷房完備
で、窓を開けて換気した後、冷房を入れて快適に稽古することができました。少々ぜいたくの感もありますが、熱
中症には気をつけなければなりませんね。今回も参加者5名と少なかったのですが、塩田先生の熱心なご指導のもと、氣を入れて受講することができました。
 それでは早速 課業に入ってまいりましょう。
 今月のテーマは落ち着き。落ち着きとはどんな状態か、心と身体の両面から考察してみたいと思います。

【統一道】
 ・誦句集
    七、落ち着き
   物体の重みが、その落ち着く可き所、即ち、最下部に落ち着いた身体の状態を落ち
  着きという。
   月来れば月映じ、鳥来れば鳥映ず。波静まった水面の如く、万物明らかに映ずる心
  の状態を落ち着きという。
   人間は本来落ち着いているのが当たり前である。この理を悟ってこそ、真の落ち着
  きを得るのである。
   落ち着きとは、重みが下にあるということ。今までよくでてきた「重み」と「重さ」の違いをまず理解する。「重さ」
  とは、質量のことであり、数値で表すことができる。「重み」とは感覚、意識で自分で感じるものであって、数値
  で表わすことはできない。
   身体の状態でいうと、安定した姿勢でリラックスしていると、重力に従ってその重みは自然と最下部(臍下の
  一点)にある状態。
   心の状態でいうと、心が臍下の一点にしずまって、波静まって鏡のようにありのまま写し出される水面の如く
  物事の本質、真理がよく分かる状態をいう。  
 ・心身統一の初級の項目
   最近、稽古の始めに毎回行っている基本の確認は、心身統一の初級のテストの項目だそうです。
   立姿の統一、正座の統一、動中での統一、呼吸の統一。
 ・安定した姿勢
   落ち着くためには、まず安定した姿勢が大事。
  姿勢が悪い時はどこかに感覚があり、そこに力が入り、そこで支えている。前傾したり、後ろに反ったりして
  自分の感覚で安定した位置を確定していく。安定した位置の時は感覚はなく、楽である。
   安定した首の位置も確認。首を左右に振って正面を向いた時の自然な状態が安定した楽な位置。
   落ち着いた状態とは、力を抜いた楽な状態、バランスがとれている状態、自然に感覚が下にある状態をい
  う。
 ・合氣道の立ち方
   安定した姿勢についての説明の中で、合氣道の立ち方について習った。左足を半歩前に出して、半身の
  姿勢になる。半身の姿勢は前後に強い、動きやすい、隙がない、後ろから押されても身体を反転して体をか
  わしやすい。
 ・持ち上がらない腕、持ち上がらない身体
   何も意識していない時は持ち上がっても、力を抜き感覚が下にある状態を保つと持ち上がらない。また、
  心が身体を動かすの理からすれば、心が落ち着いていれば、身体は安定する。落ち着こう、落ち着こうと
  思うと、意識は上がり持ち上がる。
 ・落ち着きの五原則
 一、一番楽な姿勢
 二、身体を重く感じない姿勢
 三、一番氣の出ている姿勢
 四、機に臨み変に応じられる姿勢
 五、明らかに見、明らかに感じられる姿勢

 ・一教技
  形の動きを分析した基本的な動きに、(一ケ条の教えの技)という意味で藤平先生が名づけたもので五教技
 まであるとのこと。その他にも「小手降ろし」 など名前がついているものもたくさんある。
  一教技の動きを分析して習った。
  まず、足の動きから --- 左足を一歩大きめに前に出す。そして、臍下の一点から前へ出るような氣持
 ちで上体を前へ出す。その時前足の膝は曲がり、後ろ足の踵は浮いた状態になる。次に上体を後ろに戻す。
 その時前足の膝は伸びて踵が浮いた状態になり、後ろ足の膝は少し曲がる。深く曲げると不安定になる。上
 体が前後する時、頭の高さはあまり変わらない方がよい。
  続いて、腕の動き --- 左右の腕の力を抜いて下にぶら下がった位置から前へ振り上げる。指先は自然
 にのびた状態で、小指側から振り上げるような氣持ちで氣を上に上げる。目線の高さ位で自然に止まる。次にス
 トンと下へ腕を振り下げる。
  これを4つの動きに分析すると、1.上体を前へ出す 2.腕を振り上げる 3.腕をおろす 4.上体を後ろに戻す。
 これを2つの動きにまとめると、①1・2を一挙に、②3・4を一挙に行う。左右の足をかえて、4回ずつ繰り返し練習
 する。
・氣圧療法  腹
  教本「氣と健康」P107の腹のライン、P151~158の実技の項をご参照下さい。
 お腹は柔らかいので軽く添える程度に押え、呼吸にあわせて、それを感じながら少し長め(1分程度)にゆっくり
 氣圧する。両手の中3本指を縦に並べて、まん中のAラインから「の」の字を書くように9ケ所に分けて氣圧して
 いく。寝る前にやるとよい。

 【合氣道】
   ・片手取り四方投げ
    を中心に稽古した。
   ・横面打ち四方投げ(転換の入り身)
   ・間合いについて
    間合とは相手と対した時に、一歩踏み込まないと届かない安全な距離で、目線は相手の鼻のあたりを
    見て、全体が見える位置。
    相手と対して、間合をはかり、氣を感じる稽古をした。
   ・後進技、前進技
    
              

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