「氣」の健康教室  活動報告
第 37 回 「氣」の健康教室 活動報告

日  程:H25年10月06日(日)13:00~16:00
場  所:氷見公民館
講  師:塩田恭嗣先生(心身統一合氣道会 大阪本部 五段)
参加者:5名


 氣の健康教室も4年目に入ります。先月にも書きましたように継続することの大切さを噛みしめながら、一回々々を着実に積み重ねていきたいものだと思います。今日は初参加の方は居られず、常連さんばかりでした。
日常生活が心身統一の状態で暮らせるように、身につけることが肝心です。合氣道の稽古が終わって、塩田
先生に「厳しい動きの中で心身統一の状態を維持するのは本当に難しいですね。」と質問したところ、合氣道
に限らず、剣道にしてもその他お茶やお花にしても「形」がある。同じ形を何度も何度も繰り返し練習することで
身につけることができるようになると教えていただきました。納得!
 それでは本日の課業に入ってまいりましょう。
 
【統一道】
 ・誦句集
   十三、静動一致
     コマが激しくまわる時静に帰する如く、静は動の極致である。
   台風の眼の静かなる如く、動は静によってその力を得る。正に静動一致である。
   常に臍下の一点に心をしずめて統一してこそ、忙中閑を生じ、大事に臨んで平常心を
  失わず、事に臨んで、驚天動地の働きを成し得るのである。

  コマが激しく回っている時、中心がぶれず定まっていればあたかもコマは止まっているように見える。「静」は
 「動」の極致なのである。中心がぶれずに回転している時が最もその力(エネルギー)を発揮する。すなわち、心
 がぶれずに心身統一の状態にある時、氣が最も出ているのである。
  後半の「常に臍下の一点に心をしずめて・・・・」からは難しい文章であるが、要は毎日の生活の中でいかに
 忙しく、どんな大事に臨んでも、心をしずめて落ち着いて行動しましょうという意味である。
 ・「氣の書法」の紹介
  心身統一合氣道の習練の方法の中に書法がある。
  塩田先生が昨日書法を稽古された時に師範が言われた言葉を紹介された。
  字を書くにも、動きすなわちエネルギーが必要である。その中で本当にリラックスできるのか。緊張感の中でい
 かにリラックスできるか、それを鍛錬していく中で成長していく。真にリラックスするのは、簡単ではない。知識を
 覚えるのではなく、身につけることが大切である。
・「身につける」とは
  意識しないでも自然にできるようになること。
  考えながらやっている時は、そのことにとらわれて周りが見えていない。執着と集中とは違う。
 周りが見えていること、そして、周りの氣を感じとることが大切である。氣のテストにより確認する。
・「心」と「氣」の違い
  私達は日常「心配り」、「氣配り」というように、心と氣を同じように用いることがある。
 「心」と「氣」は果たして同じ意味なのか、違うのか、心と氣の関係は?
  藤平先生の御本には、天地自然の氣が人間の発電所ともいうべき心によって私たちの氣となり、私たちの全 
 身を動かしている。そして氣を出すためには、心を積極的に使うことが大事と述べられています。
  そこで、心と氣を比較すると、
  心は人それぞれに一つずつ備わっており、人それぞれに有様は違う。そして心の方向は一つである。それに
 対して、氣は天地にくまなく共有するものであり、四方八方に無限である。だから、心の有様によって、心が発せ
 られていれば氣は出ている。
・動中の統一
  臍下の一点から動く。立ったり座ったりする際、心身統一がなされているかどうか、氣のテストで確認する。
  座る時は、片膝を着いてもう一方の足を引く瞬間に肩を前から軽く押す。立つ時は、立とうとして動いた瞬
 間に、後ろから押す。両方とも不安定になりやすい瞬間に氣のテストを行う。
・天地の姿
  天地と一体となるためには、天地とはいかなるものか、天地の姿を知らねばならない。
 天地の姿とは、氣の本質である。
 (1) 天地は無限の半径で描いた、無限の円周である。
 (2)天地は無限に小になるものの、無限の集まりである。
 (3)天地は生成流転して、瞬時も止まらない。
 まず、この天地の姿を知ることが、次に出てくる氣の意志法を修得するための必要である。
・氣の意志法 (先月も登場
  意志とは正しいことを継続して行う心の源泉と定義する。
  正しいことを自分でコントロールできること。そのためには強い意志が必要で、その強い意志を修練するの
 が、氣の意志法である。
  1から1/2、1/2・・・と縮小していくと、やがて無限小になり感覚として捉えられなくなるが、そのまま放っておく。
 零にはならない。これが集中法である。心身統一して静止の状態にある時は、氣は出ている。
  ところが、集中法を長時間やっていると、ややもすると縮小感に捉われて心が自分の内方に向いて、停止し
 てしまう。氣は出ていない。
  そこで、集中法と正反対の拡大法を用いる。無限小からすこしずつ拡大してきて、宇宙全体へと拡大してゆく。
 やがて感覚的に捉えられなくなるが、そのまま放っておく。内方に向いた心を外側へ向けるのである。集中法と
 拡大法を交互に併用することにより、常に静止状態を維持できるように訓練する。
【氣の意志法の五原則】
 一、把住の姿勢
 二、放縦の姿勢
 三、調和の姿勢
 四、万物の生命を肌で感じられる姿勢
 五、天地の動きを感じられる姿勢
  把住の姿勢とは、簡単に言えば掴むこと。放縦の姿勢とは、放すこと。掴んで放してを繰り返して保つ。これは
 集中法と拡大法を交互に併用することにより静止状態を維持することを意味しており、常に静止の状態を維持
 できていれば、氣が出ているので四、五、のように周りがよく見えて感覚がとぎすまされた状態となる。
  剣の集中法(教本「氣の実在」P178を参照)を氣のテストで確認した。
 
 ・氣圧療法  足
    足のライン、A、B、C、D、E、F、G、Hの紹介
    教本「氣と健康」の足ラインP95~102、実技P131~132ご参照下さい。
   何も考えないでやる方が氣が出ている。治すのは自分である。そのお手伝いをするという氣持ちでやると
   よい。氣圧療法は医療ではない、健康法である。
   

 【合氣道】
   ・体操
    柔軟
    後方転倒運動(受身)
    腕おろし技
    腕振り技・腕振り跳躍技
    前進後進技
   ・片手交叉取り呼吸投げ
    ・片手取り転換呼吸投げ(俗称 恩賜の御衣)
   ・胸突き小手おろし・二教技(固め)
   ・肩取り一教入身・一教技(固め)
   ・呼吸動作
     「呼吸投げ」とか「呼吸動作」でいう呼吸とは、タイミング、コツ という
    意味に捉えるとよい。
    氣を強くするための訓練法
    両者の氣のせめぎ合い

                  

image