「氣」の健康教室  活動報告
第 38 回 「氣」の健康教室 活動報告

日  程:H25年11月24日(日)13:00~16:00
場  所:氷見公民館
講  師:塩田恭嗣先生(心身統一合氣道会 大阪本部 五段)
参加者:5名


 今日は、日にちを変更したため参加者は少なかったのですが、香川県から新しく1名参加されました。
 塩田先生の講話の中で、11月初旬、師範の先生方がアメリカのオレゴン州にある心身統一合氣道の道場に
招かれて、研修に行かれた時のお話を伺いました。藤平光一先生が普及のために初めて渡米されてからのお
弟子さんも居られたそうで、皆純粋に心身統一合氣道に取り組んでいる姿に感銘を受けたそうです。なぜ、長い
間継続できているのですかと尋ねたところ、日常に役立つからというお返事だったとのことです。
 新しい参加者が居られたので、心身統一合氣道の簡単な紹介があり、心身統一合氣道 四大原則の復習
に入っていきました。
【統一道】
 ・誦句集
   十一、氣の本質
     総て物を計るには、1を以て始めとす。これを無限に集約しても、遂には零とはなら
  ない。零より1は生じ得ないからである。
   この無限に小なるものの、無限の集合体を総称して氣という。
   天地の氣を集約したものが我れであり、更に集約して臍下の一点となり、更に無限に
  集約して止まることなき所、始めて、天地と一体となり、氣の本質を体得し得るのであ
  る。

 ・心身統一は、「心が身体を動かす」という原理に基づいて、心を目標にしっかり向けて身体を使う状態である。
 ・自然体とは
   楽で継続・持続できる姿勢であり、安定した状態である。
   立姿では足先がゆるむと不安定。つま先立ちして、つま先に氣を通わせる。そして静かに踵を落ろす。そう
  すると安定する。氣のテストで比較する。また、つま先に力が入った前傾姿勢とは違う。
  この安定した姿勢が自然体である。
 ・心身統一四大原則
  姿勢には、身体と心の二つの意味がある。
  身体では自然体が正しい姿勢である。自然体である時の心の置きどころはどこにあるのか。それが臍下の
 一点
である。臍下の一点とは、下腹部に力を入れて指を下の方へずらしながら押えていった時、力が入らな
 いところの位置、すなわち恥骨の上の当たりがそれである。心が臍下の一点にしずまっていれば、身体も安
  定する。
  その時はリラックスした状態である。リラックスとは ー その捉え方として、力が抜けた状態なのか、それとも
 力を抜いた状態なのか。氣のテストで比較する。力が抜けた状態は弱い。虚脱、脱力の状態である。一方、力
 を抜いた状態は楽でしかも最も強い状態である。すなわち、リラックスとは全身の力を完全に抜いた状態をい
 う。
  正座をする。正しい正座とは ー 膝立ちして、つま先を立てて左右交互に小刻みにトントンと打つ。
 肩を上下する。首を左右に振る。全て最も動きやすい位置を見つける。そして、しずかにおしりを落ろす。
 氣のテストをすると、びくともしない。
  この時、上体の重みは最下部、すなわち臍下の一点にある。また、心も臍下の一点にしずまっている。
 これが落ち着いた状態、すなわち落ち着きである。この状態を簡単に「重み下」と呼んでいる。
 この重み下とはどういうことか。重みと重さの違いを考えてみる。重さとは質量、重量ということであり数字
 で表すことができるが、重みとは感覚、自分自身で感じるもの、すなわちフィーリングであり、数字で表すこ
 とはできない。重み下の感覚を「持ち上がらない腕」で氣のテストする。この落ち着くべきところに落ち着いた
 時、全身の力を抜きリラックスできる。
  人間は生きている間は自然と氣が出ている。氣とは生命力、生命エネルギーのことである。臍下の一点に
 心をしずめ、全身の力を抜いてリラックスして落ち着いている時は、氣がスムーズに流れている。外に向かっ
 て氣を出すためには、心を目標に向けることである。「折れない腕」で氣が出ていることを氣のテストで確認
 する。すなわち、心を積極的に外(周囲)へ向けることで氣を出すことができる。氣の強さは心の状態で決ま
 る。
・天地と一体となる
  天地自然(=宇宙)はすべて「氣」で成り立っている。私達人間もまた、この氣より生じたものであり、天地
 自然と一体である。本質は皆同じである。
  氣の本質、すなわち天地の姿とは
 (1)無限の半径で描いた無限の円周である。
 (2)無限に小なるものの無限の集まりである。
 (3)生成流転して瞬時も止まらない。
・氣の意志法
  集中法の稽古をした。1から1/2、1/2・・・・と無限小にまで感覚を集約していく。そして、その状態に任せ切る。
 リラックスして落ち着いた状態を感じとることができる。
・氣の呼吸法
  ハァーと自然に口から息を吐き出す。吐き終わったところで少し前傾して間を置く。今度は鼻から自然に吸
 い込む。吸おうとするのではなく自然に息が入ってくる感覚を感じとる。吸い終わったところで前傾した頭を元
 にもどす。そして、少し間を置く。これの繰り返しである。
  この吐く、吸うの動作を前述の集中法で行う。八割程度の余裕をもって、自分が楽にできる長さでよい。苦
 しくなってくれば、止めてもう一度やり直せばよい。緊張がとれ心がよりしずまってくる。
・統一の印
  氣を強く出すための訓練である。
   印の組み方については、教本「氣と生活」P127をご参照下さい。また第11回氣の健康教室の活動報告の
  中に詳しく紹介していますので、参考にして下さい。
・氣圧療法  膝
  あまり時間がなかったので、各自、塩田先生にやり方を教わりながら氣圧してもらいました。
  氣圧療法の五原則
  一、臍下の一点より氣を出す。
  二、身体に力を滞らせない。
  三、筋をこわさぬ様、中心に向かって直角に氣を送る。
  四、指の先端を無限に集中する。
  五、点を考えず、流れを考れを考える。
 
  【合氣道】
    力を抜いて心身統一の状態で行うことが大切。
   相手の氣とぶつからないように動き、相手の氣を導く。
   「持たれた」のではなく、「持たせた」と思うと氣が出ている。
   ・呼吸動作
    ・後ろ手首取り小手おろし
   ・後ろ手首取り呼吸投げ
   ・片手交叉取り一教
   ・胸突き小手おろし

                     

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