「氣」の健康教室  活動報告
第 51 回 「氣」の健康教室 活動報告

日  程:H26年12月21日(日)13:00~16:00
場  所:氷見公民館
講  師:塩田恭嗣先生(心身統一合氣道会 大阪本部 五段)
参加者:5名


 今年は寒波到来。しかも台風並みの低気圧が北海道を直撃し、北日本は大きな被害が出ています。幸い
この辺りは寒いだけでそんな大きな被害は出ていませんが、日によって温度差が激しく、周りを見てもかぜを
ひいている人が多いようです。私はというと、すこぶる元氣です。 これも心身統一合氣道に出会って、氣の呼
吸法・意志法、心の持ち方・遣い方、自己氣圧など日々訓練している賜だと思います。本当に感謝しています。
 今回は親子二人で新しい参加者がありました。目に見えない「氣」というものをすぐに実感することは難しいか
もしれませんが、氣は実在することがわかれば、日常の生活に活かしていくためにどうすればよいかを考えるよ
うになるので面白くなってくると思います。どうかそれまで続けていただきたいと思います。
 それでは早速 本日の課業に入っていきましょう。今回は新しい参加者が居られましたので、心身統一の四大
原則の紹介がありました。
 【統一道】
 ・心身統一の四大原則の説明(新しい参加者のために復習)
   まず姿勢が大切である。楽で安定した姿が、いわゆる自然体である。立姿での自然体とはつま先立ちして
  足先に氣を通わせた状態でゆっくり踵を降ろした時の姿勢である。(ぺたっと踵をつけてはいけない。)この
  時が最も強い。氣のテストで確認する。
   その時の心の状態はどうなのか。本来、心と身体は一つである(心身一如)。することに心を向けることで心
  と身体は一つになる。逆に、例えばテレビを見ながら食事をするのでは心と身体がばらばらであり、心身分離
  である。そして、その心をどこに落ちつけるのか。それが臍下(下腹)であり、よく言われる臍下丹田では面積
  を表しわかりにくいので、藤平先生は下腹を指で押さえていって力の入らないところ、すなわち恥骨の上当た
  りを(1)臍下の一点とし、心をしずめる場所として定めた。大切なのは、この辺かなと頭で考えるのではなく感
  覚でつかむことである。
   次に(2)リラックスについて。力むとそこに感覚がくる。臍下の一点からはずれる。全身の力を完全に抜いた
  時感覚は上体の最下部、すなわち臍下の一点に落ち着く。この時の状態をリラックスという。
   リラックスとは力が抜けた状態(虚脱)ではなく、力を抜いた状態であり、楽で最も強い状態である。
   リラックスした時は、すなわち心も身体も落ちついた状態である。これを(3)落ちつき(重み下)という。
  落ちつきとは物体の重みをその最下部に置くと定義する。重みとは感覚である。重みと重さ(質量)の違いを
  理解する。
  前述の(1)~(3)の状態の時は氣が出ている。四大原則の4つ目は(4)氣を出すである。
 心が積極的、外向きの時は氣が出ている。心が消極的、内向きの時は氣が弱い。目標に向かって心を向ける
 と氣が出る。折れない腕、握手で氣が出ていることを確認する。
  氣は心の持ち方、遣い方によって左右される。一般的には「心遣い」と「氣遣い」というように心と氣は同じよう
 な意味合いに使われるが、「心」と「氣」は違う。心は私の心、あなたの心というようにそれぞれに一つであるが、
 氣は天地の氣であり、私にもあなたにも交流している。心を一つに向けると、四方八方に氣が出て周りを感じる
 ことができる。心を同時に四方八方に向けることはできない。

 ・誦句集
    十一、氣の本質
   総て物を計るには、1を以て始めとす。これを無限に集約しても、遂には零とはなら
  ない。零より1は生じ得ないからである。
   この無限に小なるものの、無限の集合体を総称して氣という。
   天地の氣を集約したものが我れであり、更に集約して臍下の一点となり、更に無限に
  集約して止まることなき所、始めて、天地と一体となり、氣の本質を体得し得るのであ
  る。

    「氣」とは天地自然、大宇宙そのものと解釈される。1を単位として、1/2,1/2・・・と集約していくと無限小に
    なる。しかし、零にはならない。
    天地の姿を表現すると
   (1)天地は無限の半径で描いた無限の円周である。(無限大)
   (2)天地は無限に小なるものの無限の集りである。(無限小)
   (3)天地は生成流転して瞬時も止まらない。(生成流転)
   ということができる。
  ・氣の意志法の五原則
   一、把住の姿勢
   二、放縦の姿勢
   三、調和の姿勢
   四、万物の生命を肌で感じられる姿勢
   五、天地の氣の動きを感じられる姿勢


   一、の把住(はじゅう)の姿勢とは氣の意志法の集中法のことで、氣の本質の(2)無限小にあたる。
  二、の放縦(ほうじゅう)の姿勢とは氣の意志法の拡大法のことで、氣の本質の(1)無限大にあたる。
  三、の調和の姿勢とは集中法と拡大法が止まることなく自由に使えるという意味で(3)生成流転にあたる。
  四、五、は天地と一体となった時の感覚を述べたものである。
  ・氣圧療法  
    指先は氣が出やすいところである。今日は新しい参加者が居られたので、氣圧の仕方の基本を学んだ。

   【合氣道】
   いつものように柔軟体操、後方転倒運動(受身)、基本技の稽古の後、
   ・ 正面打ち呼吸投げ
   ・正面打ち小手おろし