「氣」の健康教室  活動報告
第 52 回 「氣」の健康教室 活動報告

日  程:H27年01月25日(日)13:00~16:00
場  所:氷見公民館
講  師:塩田恭嗣先生(心身統一合氣道会 大阪本部 五段)
参加者:6名


  平成27年がスタートしました。幸先良く、今回は3名の新しい参加者がありました。3人のうち、お一人はイギリ
 ス人です。西条市内の小中学校の先生をされており、日本の武道に興味があるとのことですが、数ある武道の
 中で心身統一合氣道を選ばれたのも何かのご縁です。西条に居られる間に少しでも吸収されて、日常生活に
 役立たせていただきたいと思います。
  あとお二人は東予市と松山市から来られました。心身統一の四大原則の説明を受ける中で、氣のテストを通
 して氣が出ている時とそうでない時の違いを体感され、不思議な思いをされたと思いますが、氣は実在すること
 を納得されると面白くなってきます。是非続けて下さい。
  それでは本日の課業に入っていきましょう。
 【統一道】
  ・誦句集
    十三、静動一致
    コマが激しくまわる時静に帰する如く、静は動の極致である。
   台風の眼の静かなる如く、動は静によってその力を得る。正に静動一致である。
   常に臍下の一点に心をしずめて統一してこそ、忙中閑を生じ、大事に臨んで平常心を
  失わず、事に臨んで、驚天動地の働きを成し得るのである。
  

  ・心身統一の四大原則(基本)
   まずは姿勢が大切。
   立姿:足踏みをして自然な足幅を得る。次に爪先立ちをして爪先まで氣を通わせ、静かに踵を下ろす。両肩
       を上下させ自然な位置を得る。

   静坐:膝立ちして、足の爪先をパタパタと打つ。これで上体は仙骨が立った状態になる。両肩を上下させて
       自然な肩の位置を得る。首を左右に振って自然な首の位置を得る。足の親指どおしを重ねて(どちら
       が上でもよい)自然に静かにおしりを下ろす。
     これが正しい姿勢である。正しい姿勢とは楽で安定した姿勢である。だから持続可能である。これが「自
    然体」である。
     その時は、身体に無駄な力が入っていない。すなわち、リラックスした状態である。リラックスとは、全身
    の力を完全に抜くことであり、その時は氣が通っているので楽で最も強い状態である。力を入れた時、力
    が抜けた時(虚脱)、力を抜いた時(リラックス)の違いを氣のテストで体感する。
     また、その時は上体の重みが最下部に落ちついている(落ちつき)。上体の最下部とは下腹部である。
    武道で臍下丹田と云われるところであるが、丹田とは面積を表し範囲が広いので、藤平宗主はさらにワン
    ポイントに絞って、下腹部の力の入らない所、下腹を指で押さえていって力の入らない一点を「臍下の一
    点」
とした。すなわち、恥骨の上当たりである。
     リラックスして、重みが臍下の一点に落ちついている時、心も同じく臍下の一点にしずまっている。すなわ
    ち、「リラックス」、「落ちつき」、「臍下の一点」は皆同じ状態であり、その時氣が交流しているのである(氣を
    出す)。何か目標物に心を向けると氣が出る。「折れない腕」を氣のテストで体感する。氣が出ている時が
    最も強い。
     氣が出ることの前提条件として姿勢が安定していること。姿勢が不安定だとどこかに力が入り、そこに
    感覚が移動してしまう。これではその部分に氣が滞ってしまい、弱くなる。
     また心が動くと、感覚は上へ上がり氣は弱くなる。心の向きも大切である。目線を下げると視野が狭くなり
    心が内向きになるので氣は弱くなる。目線を上げると視界は拡がり、心は外向きになって氣が出る。
   「見られている」と思うと、心が内向きになり緊張してしまう。「見ている」「観察している」と思うと、心は外向き
   になるので何ともない。
    上記のそれぞれの内容について、氣のテストを行いながら氣が出ているか否かを体感した。
  ・臍下の一点の応用編
    次に、臍下の一点の応用編として、動きの中での臍下の一点の位置を確認した。立姿や静坐のように、じ
    っとしている時臍下の一点を保時するのは未だ易しい。しかし、日常の生活の動きの中で臍下の一点を保
    時するのは難しい。
     立姿、静坐の時、臍下の一点は恥骨の上当たりにあるが、あぐら姿、後方に反った時、前方に屈んだ時
    など上体が真っ直ぐでない時は一点はもっと下に来る。一点とは重みの感覚の位置、心がしずまる場所と
    解釈する。一点の位置をイメージして、その時の姿勢が安定しているか否かを氣のテストで確認する。
  ・ワンネスリズム体操 
    動きの中で統一の状態を保持できるようにするためのトレーニング方法である。リズムに合わせて、力を
   完全に抜いて、無理なく動く範囲で行う。それぞれの動作を2回ずつ行うことで、身体の動きに心がついて
   いくようにする(心身一如)。そして氣の流れをイメージしながら行うと、実際に氣が出る。
  ・氣の呼吸法
    今日は紹介程度で少しだけ稽古した。
  ・氣圧療法(氣圧の基本)
    今日は初めての方が多かったので、指先から氣を出すこと、氣が出ているか否かを調べる方法について
   学んだ。氣が出ている時の指は、他者が動かそうとしても動かない。指圧でもマッサージでもないので、指に
   力を入れてはいけない。皮フには弾力があるので、沈むところまで押えてじっとしておく。 

   【合氣道】
    今日は初めての方が居られたので、技のかけ方の基本、技をかける方もかけられる方も氣が出た状態で
   行うことを学んだ。