「氣」の健康教室  活動報告
第 53 回 「氣」の健康教室 活動報告

日  程:H27年02月22日(日)13:00~16:00
場  所:氷見公民館
講  師:塩田恭嗣先生(心身統一合氣道会 大阪本部 五段)
参加者:4名


 今回は参加者は少なかったのですが、カリキュラムの内容が統一道の応用編ということもあって、日頃疑問に
思っていることを塩田先生に質問できたり、日常生活の中での諸動作が統一道の教えに合致して氣が出ている
かどうかを確認することができて、中味の濃い講習になりました。本当に勉強になりました。
 私は塩田先生に、私と先生とではなぜ氣の強さが違うのかを質問してみました。生きている以上、誰でも皆平
等に天地の氣は交流している。問題は我々の側にある。天地の氣と交流させるための実践に慣れているかどう
かの違いである。私達はそのために心身統一合気道を習っているんだと思いました。それでは、早速本日の課
業に入っていきましょう。 
 【統一道】
  ・誦句集
   十四、不動心
   真の不動心とは、動かざる心ではなく、あまりに動きが強く極小になって、動かざる
   状態に無限に近くなっていく状態、即ち、無限の動を含む静の状態である。
   この極小になっていく無限の動きに総てを吸収し尽して、始めて、万山崩るゝとも動
   ぜざる不動心を得るのである。


    この不動心を備えた人物として、山岡鉄舟を挙げられ、その逸話を披露された。
 ・基本の確認
   立姿において、安定した上体の位置の感覚を自分で掴む稽古をした。
   爪先立ちした時、ふくらはぎに力が入るのは良くない。上体が不安定なのである。そういう時は、膝立ちして
  安定した上体の感覚を掴んでから、そのまま立ち上がると分かりやすい。
 ・心と氣は違う
   「氣配り」 VS 「心配り」は、同じような意味合いで使われているが、「心」と「氣」は違う。
   心は私の心、あなたの心というようにそれぞれに一つだが、氣は私にもあなたにも天地の氣が交流してい
   る。私の心の使い方、目標とすること(もの)に心を向けることで、氣は四方八方に出ている。心を四方八方
   に向けていたら大変である。
    氣は海の水で例えられる。海水を両手で囲っても、これは「私の水」ではなく「私が囲っている海の水」であ
   る。つまり、私達の存在は、心身で天地の氣を囲って「私」と言っているのであり、氣は常に天地と交流して
   いる。肉体も心も天地の氣から生じたものであり、「私は天地の氣だ」ということになる。したがって、本来氣
   は通っているのが自然である。
    より交流を高めるために、姿勢、リラックス、落ちつき、心をしずめる(心身統一の四大原則)ことが大事で
   ある。力むと氣は滞る。また、心の持ち方、使い方も大切である。
    このように、自分をコントロールできて強い氣を発することができる。氣は無限大である。
    意識してやっている間はまだ身についていない。無意識にできるようになってはじめて、身についたと言え
   るのである。
    応用編として、手を出して片足を上げた状態、握手を実験として氣が出ている時の状態を氣のテストで確
   認した。
  ・一つの動作の終わりは次の動作の始まり
    次の動作を起こす前に、先に氣を送っておく。日常の動作の中で、ちょっとした心の向け方で氣の流れが
   かわってくる。日常生活では予定表をつけて、先々に確認しながら生活すると良い。そうすると、先に氣が
   行って心の準備ができ、落ちついて行動することができる。(「心が身体を動かす」の原理)
  ・体操(ワンネスリズム体操)
    ワンネスリズム体操は動作の中に氣を通わせることを会得するための体操
   <ポイント>
    ・リラックス - 力を抜く(無駄な力を入れない)
    ・重み下
    ・臍下の一点
    ・氣の流れをイメージして、心を向ける
    ・同じ動作を2回ずつ繰り返す
    ・小指の方から動かす


    ・二教技
    ・三教技
    ・小手おろし技
    の稽古をした。他に木刀を親指と人差し指ではさんで持った場合と、小指の方で持った場合の氣の
    出方の違いをテストした。
  ・氣圧療法
    予定では腰痛の氣圧だったが、参加者の中に親指の腱鞘炎の方がいたため予定変更。
    先に氣を送ってから実技する。

   【合氣道】
    先に、いつものように柔軟体操、基本技、後方転倒運動(受身)の稽古をした。
   ・正面打ち呼吸投げ

    目線は相手の鼻のあたりを見て全体を観る。
    相手に向かって半身になり、両手を前へ差し出して左右の中指どうしを合わせる。すると中指の手先を
   頂点として右足と左足を結ぶと三角形ができる。心は相手に向かって三角形に向ける。氣が四方八方
   に強く出る。
    誰でも皆同じように天地の氣は交流している。高段者はその氣をより交流させているのである。