「氣」の健康教室  活動報告
第 55 回 「氣」の健康教室 活動報告

日  程:H27年04月26日(日)13:00~16:00
場  所:氷見公民館
講  師:塩田恭嗣先生(心身統一合氣道会 大阪本部 五段)
参加者:6名


 今回も新たに1名の参加者がありました。藤平宗主の書籍を読み興味を持たれ、そこから心身統一合氣道会
のホームページを通して申し込まれるというパターンが多いようです。
 私達は、日常生活の中で氣を活かすということを目的に稽古に励んでいます。稽古は月に1回ですが、皆さん毎
日の生活の中で呼吸法、姿勢を良くする、力を抜くなどそれぞれ工夫されているようです。それを月1回の稽古日
に氣のテストを通して確認しているのですが、なかなか身につくまでには至りません。身につくとは無意識に自然
にできること。そのためには、塩田先生から毎回同じようなお話を聴き、感覚で覚えていくしかありません。
 心身統一合氣道の良いところは、氣のテストを通して今の心の状態(心身統一がなされているか、氣が出てい
るか)を知ることができることです。毎回反省しきりですが、初めた頃から比べると、ずいぶんと心の持ち方、使い
方も変わり、楽に生活していることを実感しています。もう、やめられませんね。
 氣の健康教室に参加されて、ずっと続けて居られる方、すぐ来なくなる方とさまざまですが、良さを実感できるようになるまでには、やはりちょっとした努力が必要です。本日の講習の中で、「氣の学習の五原則」の中にも出て
きますが、一、素直であること 二、飽きずに続ける 三、日常の工夫 がまず大切ではないのでしょうか。
 それでは早速、本日の課業に入っていきましょう。
 【統一道】
  ・誦句集
   一、座右の銘
   万有を愛護し、万物を育成する天地の心を以て、我が心としよう。
   心身を統一し、天地と一体となる事が我が修行の眼目である。
  心身統一の四大原則
  一、臍下の一点に心をしずめ統一する。
  二、全身の力を完全に抜く。
  三、身体の総ての部分の重みを、その最下部におく。
  四、氣を出す。

 ・基本姿勢から心身統一四大原則の説明
    正しい姿勢とは、安定した、そしてリラックスして持続可能な姿勢をいう。
   立姿について、氣のテストで確認しながら説明を受けた。
   いわゆる「気をつけ」は身体に力が入り、上体が後ろに反っているので踵の方に重みがかかり不安定であ
   る。安定させるためには足先に氣を通わせることが大切である。そのための方法として、まず自然に足踏
   みして自然な足幅間隔を得る。そこでつま先立ちしてつま先まで氣を通わせ、そのままゆっくりと踵を降ろ
   す。ぺたっとつけてはいけない。その時の安定した感覚を氣のテストで確認する。
    つま先に意識を向けるからといって、前傾姿勢とは異なる。前傾はつま先に重みがかかっているので、後
   ろから押されると簡単によろける。
    その時に、自分の心をどこに置くか。
    まず、にらめつけられた時や胸を張った時の肉体的な感覚がどこにあるかを感じる。にらめつけられた時
   はまゆ毛、眉間辺りに、胸を張った時は肩や胸に力が入る感覚がある。その感覚をつかんだ後で、全身の
   力を抜く。すると、上体の最下部、すなわち下腹部に感覚が落ちる。その下腹部を指で押さえながら力を入
   れていって、力の入らないところを臍下の一点(恥骨の上辺り)といって心をしずめる場所と定める。(四大
   原則 一、臍下の一点) 
余計なことを考えない時は、自然に臍下の一点にある。心の置きどころである。
   「臍下の一点」と考えるのではない。考えると感覚は頭に上がる。
    全身の力を抜いた状態とは、リラックスした楽な状態である。(四大原則 二、リラックス)
   悪い姿勢で力を抜くと、それを維持するためにどこかに力が入りしんどい。安定した姿勢で力を抜くことが
   大切である。
    続いて、正座について正しい座り方の説明を受けた。
    膝立ちして足先をパタパタと動かす。それで腰の仙骨が起きる。次に、首を左右に振り、自然な首の位置
   を得る。肩を上下させ、自然な肩の位置を得る。その状態で足先の親指どうし(どちらが上下でもかまわない
   )を重ねて、ゆっくりおしりを降ろす。そこで氣のテストをする。肩を前から後ろから軽く押す。腕、膝を持ち上
   げる。びくともしない盤石な姿勢を得る。この時、上体の重みはその最下部、すなわち臍下の一点に落ちつ
   いている。臍下の一点とは肉体の重みの落ちつくべきところであり、心のしずまる場所である。重みとは感覚
   であり、重さとは質量である。力んでいる時は重みの感覚は上がる。よって力を抜いたリラックスした状態の
   時は重みは下(臍下の一点)に落ちついている。(四大原則 三、落ちつき)
    臍下の一点に心がしずまった状態、全身の力を抜いてリラックスした状態、肉体の重みがその最下部に
   落ちつく状態とは皆同じ状態のことを言っているのである。そして、この時は全身が氣が通っている。
    氣の状態は心の状態、心の使い方に左右される。
    目線を下げると、視野が狭くなり氣持ちが周りに向かない。目線を上げると、視野が広くなり周りに氣持ち
   が向く。心の向きが大切で、心が外向きか内向きかで氣の出方が異なる。心が積極的に外に向いている時
   は氣が出ている。(四大原則 四、氣を出す)氣を出すためには、することに心を向けることである。
   折れない腕、前向きの歩行で氣が出ていることを氣のテストで確認する。 
    生きている間は、誰も必ず氣は出ている。天地の氣と交流している。その氣が強いか弱いかの問題であ
   る。天地の氣と盛んに交流している時が「元氣」、氣の交流が弱い時、滞っている時を「病気」というのであ
   る。
    以上、心と身体が一致し、天地の氣と盛んに交流している状態を「心身統一」といい、それに至るためには
   4つの法則があり、どれか1つできれば、あとの項目も自然とできているはずである。    
 ・氣の学習の五原則
   一、素直であること
   二、飽きずに続ける
   三、日常の工夫
   四、滞在意識を変える
   五、指導者たる心がけ

  ・氣の呼吸法
    吐くに任せて楽に吐く。吐けるところまで吐いたら2~3秒待って、自然に息が入ってくるように吸う。自分
   で可能な長さでよい。力を抜いて楽に呼吸する。腹、胸に力が入らないようにする。リラックスが深まる。
    息がしずまると心もしずまる。吐き終わった後。1/2,1/2・・・と心を集中する。この静止状態が大切で、深く
   心がしずまっていく。氣の意志法(集中法)である。
  ・物に氣を通わせる(木剣)
    木剣を使って氣を通わせる稽古をする。まず、木剣の持ち方。力を抜いて小指の方でふわっと持つ。握る
   のではない。氣が通っていると、もう一人の者が手から木剣を抜こうとしても抜けない。
   次に構え方。木剣の先を左右に振りながら1/2,1/2・・・とだんだんと振り幅を小さくしていってやがて静止状態
   になる。(氣の意志法)この時、もう一人の者に剣を払われても、次の瞬間剣先は自然に中心にもどる。力を
   入れて持つと、払われたところで止まってしまい正面ががら空きである。
   
  ・氣圧法  肩・首
    指先から氣が出ているかどうかを互いに確認した。
    先に氣を送ってから実技する。

   【合氣道】
    いつものように柔軟体操、基本技、後方転倒運動(受身)
   ・片手交叉取り呼吸投げ・片手取り転換呼吸投げの掛かり稽古
   ・横面打ち呼吸投げ