「氣」の健康教室  活動報告
第 78 回 「氣」の健康教室 活動報告

日  程:H29年3月26日(日)13:00~16:00
場  所:氷見公民館
講  師:近藤裕一郎先生(心身統一合氣道会指導員・氣圧法認定者 参段)
参加者:10名


  寒いながらも少しづつ春の氣配を感じるようになってきました。平成28年度も今回で終わり、来月4月から新
 しいカリキュラムで行われることになっています。平成28年度のカリキュラムは、氣の不動法、氣の体操法、
 氣の意志法、氣の呼吸法を毎回特化し、それぞれの方法を順番に学習しましたが、平成29年度は毎回 氣の
 意志法(統一の印)、氣の呼吸法、氣の体操法を慣例的に稽古した後、それに加えてテーマを決めて学習して
 いくカリキュラムになっているようです。月に1回しかない教室なので、4つの方法を少しずつ学んでいく方が良い
 かもしれません。近藤先生は皆さんがより学びを深めていただくように試行されてくださっていますので、来年度
 は新カリキュラムに沿って行きたいと思います。奮ってご参加下さい。
  それでは、本日の課業に入って参りましょう。
  【統一道】
    ・誦句集
    十九、念の力
   一年凝る所巌をも透し、一念発する所風雨雷霆をも叱咤する。この心何処より発する
  や。大事を成就せし者は,必ずこの力を体得せし者である。
   分子より原子電子と、心の波を無限に極小に鎮めて統一し切った時、天地に通ずる偉
  大なる念の力を生ずるのである。

    氣の呼吸法は念の力を強くする。
    ・柔軟体操、後方転倒運動
   ・今回のカリキュラム ― 氣の呼吸法(氣の呼吸法の活用)
   氣の呼吸法は、外呼吸、内呼吸、皮フ呼吸を含めた全身呼吸である。全身の血液循環を良くする。
   氣の呼吸法を行う上での基本は「統一体」で行うことである。統一体とは心身統一の状態であり、いわゆる
  「自然体」ということである。立姿、正座、あぐら姿について、統一体の確認を氣のテストで行う。
  (やり方については省略、今までの活動報告をご参照下さい。)
  〇氣の呼吸法の目的 : 氣の補給 氣の補強
   (氣の補給)
    氣とは天地の氣であり、天地は氣そのものである。天地は無限に小なるものの無限の集まりであると言
   える。私達の生命、肉体もまた氣より生じたものであり、天地の氣と交流している。それは大海の水で例え
   られる。大海の水を手で囲って、その中の水を私だと言っているようなものであり、水そのものから見れば
   大海の水であり、手で囲った水も大海の水と交流している。これを交流させないと、囲った中の水は腐って
   しまう。氣が盛んに交流している状態が元氣であり、氣が滞っている状態、氣が欠乏している状態が病気、
   交流が途絶えた時が死である。
    氣の呼吸法は氣の交流を盛んにして氣を補給する。藤平宗主は、氣を補給する一番の方法は質のよい
   睡眠であると言われている。氣の呼吸法にしても、睡眠にしても統一体であることが大切である。
   (氣の補強)
    氣の呼吸法はまた氣を強くする。それを実証するために、次の4つの実験(氣のテスト)を行った。
    ①Aが「折れない腕」の要領で手を出した状態で、氣の呼吸法を行う。Bが前からAの手を軽く押す。Aの
     氣がより強くなっているのがわかる。
     ②Aが仰向けに寝た状態で、BがAの腕を引っぱり上げると、Aの上体は簡単に持ち上がるが、Aが寝た
     状態で氣の呼吸法を行うとBが引っぱり上げようとしてもAはびくともしない。単に「重み下」の時よりも
     より強くなっている。呼吸法をすることで、力が抜け氣が充満している状態で、より統一体が強くなって
     いるのがわかる。
    ③Aの手首をBがしっかりと握った状態で、Aが手を上へ挙げようとしても力で押さえつけられているので
     挙げることはできない。Aが呼吸法をやりながら手を挙げると、簡単に挙げることができる。普通手を握
     られるとそこに氣をとられ(執着)、抵抗しようとして力が入る。これでは、氣はそこで止まってしまう。
     呼吸法を行うことで執着(抵抗感)がなくなり、氣が通った状態になるので手が挙がるのである。
    ④Aが上から腕を振り降そうとする時、Bがそれを阻止するように腕を出す。普通振り降そうとしたAの腕
     は、Bの腕の阻止により止まってしまうが、Aが氣の呼吸法やりながら振り降すと、阻止しようとしたBの
     腕など関係なく振り降すことができる。これも指先まで氣が通った状態になっているからである。
   〇氣の呼吸法実技
    まず、吐く。
     口を「あ」の形で開けて、口から「ハァー」と吐く。完全に力を抜いて、吐くに任せる。だんだん息がなく
     なってきても、氣は前に出しながら無限小に吐いていき、軽く前傾して3秒程心を深くしずめる。口を閉
     じる。
    次に、吸う。
     鼻から吸う。この時も力を抜いて、自然に息が入っていくような感じで、下の方から溜まるようにイメー
     ジしながら頭の方まで吸い入れていき、自然に頭を元に戻す。3秒程心をしずめ、吐くに転ずる。
     吐く時も吸う時も無限小におさまっていくが、決して止めてはいけない。静止状態で続く。最初はどうし
     ても力が入りやすいので8割方の息の加減で行うとやりやすい。苦しくなるということは、力が入ってい
     るということであり、やり方が間違っている。力を抜くことからリセットし、やり直すと良い。楽に行うこと
     が肝心で、正しくできていれば身体が暖かく氣持ち良くなる。
     
  【氣圧法】
     ・膝痛
      教本「氣と健康」氣圧の実技P133~P137をご参照下さい。
      ①皿の縁を左右の親指、人差し指で添えて、氣を送りながら四方、八方に動かす。
       最初固かっても、だんだん動くようになる。
      ②漆眼(しつがん)を氣圧する。外、中、内側の3ケ所に分けて行う。
       膝を立てた状態で、漆眼に親指を当て氣を送る。ゆっくり足を伸ばしていき、伸びた所で足首を
       立てる。今度は足首を緩めてゆっくり膝を立てていく。これを3ケ所につきくり返す。
    
  【合氣道】
   ・横面打ち四方投げ(入り身:転換)
    この組技には、「前進後進技」と「前後技」の一人技が入っている。
    まず、一人技の稽古からする。「前進後進技」において、身体は後ろに下がるのに「後進」、進むとあるの
    は、常に氣は前に向いていなければならないという意味である。
    相手が横面を打ってきた時、後ろに退がりながら相手の手を持つ。次に前へ出るのであるが、手の方か
    ら動かそうとすると、相手はそれに抵抗しようとして力が入って動かない。
    そこで、手はそのままにして足の方から前へ出ていくと、相手からすれば抵抗感が生じず相手の動きに
    導かれる。(接点から離れた所から動かす)