第93回「氣」の健康教室活動報告
    「氣」の健康教室  活動報告
第 93 回 「氣」の健康教室 活動報告

日  程:H30年6月24日(日)13:00~16:00
場  所:安藤ヨガ教室
講  師:近藤裕一郎先生(心身統一合氣道会指導員・氣圧法認定者 参段)
参加者:9名


   今回の誦句集は「十一、氣の本質」について学びました。つまり、「氣」とは何ぞやということ。
   周囲の人からよく聞かれます。「氣」って何?「気功」のこと?
  中国の「気功」も本質的には同じなのでしょうが、私達が行っている心身統一合氣道とはその捉え方が
  違うようです。気功については私自身はよく知らないのですが、先生方のお話によると、中国の気功は自
  分の中に蓄え、使うことにより消耗するという考え方のようです。
   私達の心身統一合氣道での氣の捉え方は、私達の氣は天地(大宇宙)の氣そのものであり、交流している
  ので使うことにより新たな氣が入ってきてより充実すると説きます。私は毎朝自己氣圧をしています。自分の
  中に氣を注入しながらまた新たな氣が入ってきてより氣が充満され、結果として心も軽くプラスになり、あまり
  マイナスの潜在意識が出てこなくなってきた氣がしています。私の心の中はもともとマイナスの潜在意識が先
  行していましたから、潜在意識がプラスに変わってきたように思います。思わずニッコリ!
   それでは本日の課業に入って参りましょう。
    【統一道】
    ・誦句集唱和
    十一、氣の本質
   総て物を計るには、1を以て始めとす。これを無限に集約しても、遂には零とはなら
  ない。零より1は生じ得ないからである。
   この無限に小なるものの、無限の集合体を総称して氣という。
   天地の氣を集約したものが我れであり、更に集約して臍下の一点となり、更に無限に
  集約して止まることなき所、始めて、天地と一体となり、氣の本質を体得し得るのであ
  る。

    「氣」は本当にあるのか、ないのか?物理的に言えば、この世の物は全て分子から成り、もっと細かく砕い
   ていけば原子、電子・・・・素粒子・・・・無限小に小なるものの集合体であると言える。この、我々には感知し
   得ないものをどう捉えるのか。目には見えないけれども、何かエネルギー的なものを感じる。その程度の漠
   然とした捉え方でいいのではないだろうか。
    心身統一合氣道の目的は天地と一体になることであるが、いったい天地とは何なのか?どう捉えれば良い
   のだろうか?
   天地の姿
   ・天地は無限の半径で描いた無限の円周である(無限大
   ・天地は無限小になるものの無限の集まりである(無限小
   ・天地は生成流転して瞬時も止まらない(生成流転
   天地は瞬時も止まらないと説く。天体の動きも人間の身体も一瞬たりとも止まることはない。
   止まっているように見えても無限小にしずまっている状態、これを「静止」という。それに対して、止まって
   しまった状態を「停止」といい、「静止」と「停止」は一見同じように見えても全く異なるものである。
    私達の思考、心も止めてはだめである。何かに執着、とらわれた時が心が止まった状態である。
   思考、心の状態を止めないように、無限小にしずまっている静止の状態を保持するための訓練方法が氣
   の意志法である。
   ・今回のテーマ ― 氣の意志法
    昔は静坐法と言った。もともと「坐」は「すわる」の動詞であり、「座」は状態を表した名詞である。
    一般にいう瞑想のことであるが、静坐して何を求めるかというと、正しい判断ができる心を磨くということで
   「氣の意志法」と改名された。
    「意志」とは正しきを行う心の源泉と定義する。
   氣の意志法のやり方を記したのが「氣の意志法の五原則」である。
   氣の意志法の五原則
  一、把住の姿勢
  二、放縦の姿勢
  三、調和の姿勢
  四、万物の生命を肌で感じられる姿勢
  五、天地の氣の動きを感じられる姿勢

   簡単に説明する。
   一、把住の姿勢(はじゅう)の姿勢
    把住とはつかまえること。
    静坐して、心の中で1、1/2、1/2・・・・・と無限小にまで集約していく。そして、感覚出来なくなったら
    そのまま放っておく。静止の状態を保持する。決して零にはならない(停止)。
    それを氣の意志法の中の「集中法」という。
   二、放縦(ほうじゅう、ほうしょう)の姿勢
     放縦とは きまま ということ。
     静坐して、心の中で零に無限に近い一点より拡大してきて、さらに宇宙の果てまで無限に拡大していく。
     そして感覚できなくなったらそのまま放っておく。静止の状態を保持する。
     これを氣の意志法の中の「拡大法」という。
   三、調和の姿勢
     心は停止しやすいので、「集中法」と「拡大法」を交互に繰り返すことで静止の状態を保持する。
     最初のうちは集中法には集約感、拡大法には解放感があるが、続けて行っている間に全く同じ感覚
     になってくる。
   四、万物の生命を肌で感じられる姿勢
   五、天地の氣の動きを感じられる姿勢
     四、五、は天地と一体となった状態を表現したものであるが、四、は集中法により内側を観た感覚であ
   り、五、は拡大法により、外側を観た感覚として捉えられる。
   氣の意志法が正しくできているかどうかを判断するポイントは、
    ・楽であること
    ・持続できること
    ・心がプラスになっていること
   氣が出ている状態は
    ・広く見えている
    ・周囲が感じられる
    ・全体で捉えられている

  【氣圧法】
   ・腰痛
    腰のAライン(腸骨 ― 仙骨 ― 仙腸関節)
    骨の上面に指先を入れ、下向きに氣を送る。自己氣圧可能。
   ・参加者から氣が入りやすい部位はどこかという質問が出た。
    経絡でいう、百会(頭頂部)と天帝(眉間)。そこを氣圧する稽古をした。
  【合氣道】
     ・柔軟体操
      ・後方転倒運動
     ・組み技 五級 片手交差取り呼吸投げ
      合氣道の投げのイメージ
       相手が行きやすいようにサポートしてあげるというイメージで行う。(相手の氣が出ている方向に導く)
      導く時に注意すべき事項
       ゆるみ(遊び)をとる。